何年分の過去問を解くべきだと思いますか?


peing.net の質問に回答させていただきます。

ご質問いただきありがとうございます!

文字数が多くなるため、こちらでの回答となりますが、ご了承ください。

質問

いつもブログの更新楽しみにしています。
ベタな質問ですが、何年分の過去問を解くべきだと思いますか?科目別でも構いません。
私はテキスト派なので、過去問派10年分ぐらいでも良いかと思っています。
講師が昭和の分も含めて厳選した10年分の過去問を回しています。
私の考えですが、過去問の知識は同じ問題を3回ほど解かないと記憶に残りづらいです。
司法書士試験は最後の3カ月に記憶した知識を本試験に持って行けると言われていますが、その3カ月に10年分以上の過去問を3回以上回している時間があるかは疑問です。
個人的な考えも含んで申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。

回答

いつもブログの更新楽しみにしています。

恐縮です。ありがとうございます!

個人的な考えも含んで申し訳ないのですが、よろしくお願い致します。

司法書士試験にはこれが絶対の正解!と言うものは無いと思いますので、個人的な考えに基づいて勉強するのは悪くないことだと思います。

この質問に関しては、個別に記事を書こうと考えていましたが、質問をいただいたため、優先させていただきます。ただ、長い回答となるため、今まで回答を保留させていただきました。お待たせして申し訳ございません。

ベタな質問ですが、何年分の過去問を解くべきだと思いますか?科目別でも構いません。

あくまで択一を前提として回答させていただきます。記述は別に考察します。(おそらく、択一を意図した質問だと推察いたします。)

実はこれについては、私が何回解いたかということはサイトに記載済みです。しかし、これが正解かと言えば、必ずしもそうとは言えないと思いますし、人それぞれ向き不向きがあると思います。

さて、私の過去問を回した回数ですが、これは合格ゾーンのような過去問に特化した問題集の周回回数であり、必出3300選の左ページのような過去問はこれとは別に解いています。

次に、もうひとつ前提があります。

リンク先では民法の過去問を合格ゾーン10回~15回解いたと書きましたが、端から端まで全部を10回~15回解いたわけではありません。一度は、合格ゾーン全部を解きましたが、迷いなく判断出来た肢は2度と解きませんでした。迷った肢だけ印を付けておき、2周目以降は迷った肢を解くようにしていました。また、解説も基本的には読みません。全く分からなかったり、正誤を間違えた肢だけ解説を読みます。

印のつけ方や細かい点については、別途記事にしたいと思います。

科目別に述べますが、これは上記の通り、必出3300選の左ページの過去問を解いていることが前提です。以下、合格後の私が正解だと考えた年数です。全肢自信を持って正誤判定できるようになるまで解きます。(ただ、明らかに司法書士試験の試験範囲でないような捨て問は除きます。)

  • 民法:合格ゾーン全部
  • 不動産登記法:解かない~合格ゾーン全部
  • 会社法/商業登記法:解かない~講師が厳選した肢別問題集
  • 民事訴訟法:解かない~合格ゾーン全部
  • 民事執行法:解かない~合格ゾーン全部
  • 民事保全法:不要。
  • 司法書士法:不要。
  • 供託法:?
  • 刑法:不要。
  • 憲法:不要。

私はテキスト派なので、過去問派10年分ぐらいでも良いかと思っています。

私も「どちらかと言えば」テキスト派ですが、それでも民法と不動産登記法は30年分以上解いています。テキストが十分な情報を網羅しているなら、過去問を30年分以上も解く必要は無いと思います。なので、テキストの性質も考慮してください。

講師が昭和の分も含めて厳選した10年分の過去問を回しています。

予備校を利用しているなら講師の指示に従う方が確実だと思います。講師は予備校が発行したテキストとの相性まで考えて指示を出していると思われます。

私の考えですが、過去問の知識は同じ問題を3回ほど解かないと記憶に残りづらいです。
司法書士試験は最後の3カ月に記憶した知識を本試験に持って行けると言われていますが、
その3カ月に10年分以上の過去問を3回以上回している時間があるかは疑問です。

その通りです。私も過去問の知識は同じ問題を3回以上解かないと記憶に残りませんでした。3回で記憶に残るならば非常に優秀だと言えます。しかし、上記の通り同じ問題を何回も解くわけではありません。迷いなく判断出来た肢は捨てていきます。こうした工夫や要領の良さに勉強の効率が左右されると思います。

オートマシステムを利用している場合、民法と不動産登記法に関しては、30年分以上解いておくことをお勧めします。

他の記事でも述べていますが、民法と不動産登記法は合否の分水嶺となり、手を抜けないというのが私の考えだからです。

私は平成27年度合格のため、26年度の問題を特に注意して分析していました。その結果、面白いことがわかりました。

実は本試験で難解だとされた問題(民法、及び不動産登記法)の多くは、過去問を十分にやり込んでいれば解けたのです。具体的に示します。

  • 抵当権
    (難解な肢があるが、合格ゾーンを非常に注意してやり込んでいれば正誤判断できる。具体的には学説問題で判例が引用されている。)
  • 譲渡担保(合格ゾーンのみで正解できる。)
  • 更改(合格ゾーンのみで正解できる。)
  • 相続
    (難解な肢があるが、合格ゾーンのみで正誤判断できる。オートマ本編にも記載があるが、分かりづらい。)
  • 登記識別情報(合格ゾーンの解説を読んでおけば正解できる。)
  • 工場抵当
    (合格ゾーンをやり込んだ上でオートマ本編を復習すれば、正解できる。)

なんと!6問も有ります。点数で言えば18点分ですが、ブッチギリで合否を分けてしまいます。

その一方で、私は「不動産登記法:解かない~合格ゾーン全部」と記載しています。これには理由があります。

  • オートマ本編が十分に過去問を引用している。時間が無ければ過去問を解かないという戦略もある。
  • オートマ本編の解説が優秀すぎる。過去問をやるより、オートマ本編を1回でも多く読む方が応用力が付くという考え方もある。
  • 合格ゾーンには、非常に難解な登記記録問題が記載されており、合格には必ずしも必要とは言えないのに、解くのに時間がかかる問題がある。
  • 上記の通り、登記識別情報と工場抵当が合格ゾーンをやり込んでおけば取れるが、民法よりは少なく、妥協の余地がある。
  • 午後の基準点は低いことが多く、民法に足をすくわれる可能性に比べると、不動産登記法に足をすくわれる可能性は低い。

「会社法/商業登記法:解かない~講師が厳選した肢別問題集」としていますがこの理由は次の通りです。

  • それほど難しい問題が出題されない。テキストと必出3300選を暗記しておけばほとんどの問題は正解できる。
  • 民法や不動産登記法と違い、暗記科目である。その場で考える練習をする必要が無く、条文とテキストの内容を暗記さえすれば、考えることなく正解できる。(民法、不動産登記法は暗記だけでなく、その場で考える訓練もした方が良い。)
  • 引っ掛け問題や、複数の条文を組み合わせる必要がある問題も有るが、それはオートマ本編で十分に引用されている。

マイナー科目で何周過去問を組べきかについてはこちらで記事にしております。

以上。よろしくお願いいたします。

また質問を頂ければ幸いに存じます。


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