司法書士試験に「0.5」点足りずに落ちた方へ


挨拶

こんにちは。

司法書士試験に 0.5 点足りずに落ちた!

惜しかった!悔しい!

という話は良く聞きます。

今回はこのことについてお話します。

圧倒的に点数が足りないよりも、ギリギリで落ちる方が悔しいらしいですね。

しかし、私にはそういう経験がありません。司法書士試験には余裕を持って合格しています。(合格点 + 18.5 点、択一式基準点 + 27 点、記述式基準点 + 11 点)

情報セキュリティスペシャリスト試験に落ちたときは、試験に落ちたときの気持ちを初めて知りましたが、そのときはギリギリというわけではなく、もっと圧倒的な実力不足でした。

私は経験が無い上に、性格が冷たいと来ているので、そういう方にどう言葉をおかけすればいいのか分かり兼ねますが、アドバイスがあります。

参照

【初心者向け】「足切」「総点落ち」「上乗せ」「択一逃切」「記述挽回」とは何ですか?

導入

いつも通りですが、はじめにの「免責について」をお読みください。記事を信頼した結果、読者様が何らかの損害を受けた場合でも管理人は責任を負い兼ねます。受験戦略は自己責任で決定していただきたいと思います。

0.5 点足りずに落ちた方、本当に 0.5 点足りなかったのでしょうか?

本当に惜しかったのでしょうか?

事実と真実は違います。

0.5 点足りないのは事実ですが、真実は違うかもしれません。

福本伸行さんの漫画(アカギ、カイジ等)にありそうなお話ですが、博打を打つときこういう現象が有ります。

非常に確率の低い役にやられて大損害を出してしまうと、その印象が背中に張り付いてしまい「恐怖」となり、あり得ないほど低い確率なのに、再度それが起きることを必要以上に恐れてしまいます。こうなると、まともな判断ができずに、挽回するチャンスを逃したり、勝てるはずの戦いに負けてしまったりします。

0.5 点足りずに落ちた方も同じです。0.5 点足りずに落ちたという印象が背中に張り付いてしまい「恐怖」に捕らわれてはいませんか?それでは、まともな判断はできません。対策を誤ります。

ここでは、事実とは別のところにある、真実を考察してみます。

0.5 点足りずに落ちる人は滅多にいない

場合分け

司法書士試験に 0.5 点足りずに落ちる人は滅多にいません。

これは確率のお話をしているのではありません。

真実のお話をしています。

これは場合分けして考える必要があります。

貴方が採用した作戦はどちらなのでしょうか?

択一逃切?記述挽回?

結果論として、択一逃切と記述挽回の折衷的(両方合わせて総点に届くような)な点数になる方はたくさんいらっしゃると思いますが、最初からそれを狙う方は稀だと思います。「択一逃切」作戦か、「記述挽回」作戦のいずれかを想定して試験に臨む方が殆どを占めるでしょう。

更に、「総点落ち」と「記述基準点割れ」に分けて考える必要があります。

択一逃切作戦のケース

総点落ちのケース

択一逃切を狙いながら、総点落ちしたのであれば、逃切り出来ていない時点で負けています。

この場合、の真実は3点(1問)足りなかったことになります。

もっと厳しいことを言うのなら、逃切点に足りない分の点数が足りていません。

例えば、択一が基準点ピッタリだったのであれば、逃切に必要な上乗せ分の 20 点(6問~7問)が足りていません。

0.5 点足りないなんて言うのは幻想です。真実としては 3 点~20 点足りないんです。惜しくも何ともありません。

記述基準点割れのケース

記述が基準点を割るのは2つの場合が考えられます。

  1. まったくの未出論点に遭遇し、運否天賦になった。
  2. その他の致命的なミスをした。

両方の場合に言えることですが、足りないのは致命的なミスを犯したことに原因があります。本来なら零点にされてもおかしくないような答案を書いたことになります。0.5 点足りない得点が付いただけでも幸運です。

もっとも 1. の場合、貴方の実力が不足していたというよりも、運が悪かったのかもしれません。

0.5 点足りなかったのは惜しかったわけではありません。

真実はこうです。

「奇跡が起きてくれなかった。」

なお、1. 2. 以外で、記述が基準点を割るということは、通常考えられません。ケアレスミスが蓄積すればそういう事態もあり得るんじゃないかと思われるかもしれませんが、有り得ません。

私は、不動産登記法でそこそこ大きなミス(取締役の利益相反取引の見落とし)をしています、商業登記法に至っては、3割~4割の白紙部分がある答案を提出しました。とても人に見せられるような答案じゃないと思いますが、それでも基準点に 11 点上乗せしています。

0.5 点足りてないなんていうのは幻想です。真実としては 10 点以上足りないんです。惜しくも何ともありません。

記述挽回作戦のケース

総点落ちのケース

この場合は真実として 0.5 点足りなかったと言えると思います。

しかし、記述挽回作戦に一度失敗しているのですから、択一であともう1問取る努力をするという発想になる方が多数派だと思います。来年への対策という視点に立つなら 0.5 点足りないという見方をするのではなく択一 3 点(1問)が足りなかったという見方をするべきでしょう。

そうではなく、来年も同じ記述挽回作戦を貫くのなら、その場合は 0.5 点が足りなかった場合への対策を講じることになります。これは 0.5 点足りずに落ちたことが「真実」となる非常に稀なケースです。

記述基準点割れのケース

この場合、択一逃切を狙う場合と同様、2種類が考えられます。

  1. まったくの未出論点に遭遇し、運否天賦になった。
  2. その他の致命的なミスをした。

1. の場合は、不運だったということになります。しかし、2. の場合は実力が不足しすぎています。これで記述挽回を狙うのは無理です。根本的に受験戦略を見直す必要があるでしょう。

まとめ

見ての通り 0.5 点足りずに落ちたという事実が有ってもそれは真実ではありません。4パターンに場合分けしましたが、これが真実になるのは、記述挽回作戦の方が総点落ちし、来年もなお同じ作戦を貫く場合だけです。

それ以外は惜しくも何ともありません。圧倒的な実力不足です。

何が言いたいか

最初にこう述べました。

0.5 点足りずに落ちた方も同じです。0.5 点足りずに落ちたという印象が背中に張り付いてしまい「恐怖」に捕らわれてはいませんか?それでは、まともな判断はできません。対策を誤ります。来年も同じ失敗をするかもしれません。

いくら、圧倒的に点数が足りないよりも、ギリギリで落ちる方が悔しいからと言って、それでブレないで欲しいのです。

先にも述べましたが 0.5 点足りないのは事実ではあっても真実ではありません

「事実」に惑わされないで欲しいのです。予備校はよくこの「事実」を強調します。「0.5 点足りずに落ちる方が毎年何人かいる。だから、ケアレスミス対策を徹底しよう。」

私はこの考え方には賛成できません。

私はこういう考え方をします。「0.5 点程度の失点が問題にならないぐらい、ケアレスミスの影響なんて受け付けないぐらい、圧倒的な実力を身に着けよう。」これを推します。

要するに私、受験に関しては脳筋(脳まで筋肉でできている。)なんですね…。でも、司法書士試験ではこの方が強いと考えています。

ただ、私の考え方には非常に賛否が有りそうです。対策をどうするかは本当に人それぞれ置かれた状況をよく考え、自己責任で判断すべきことだと思います。

 


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