模試の使い方


挨拶

おはようございます!

今まさに、直前期が近づいておりますので、直前期の方向けの記事を書くことにしました。

直前期と言えば模試の季節ですね。もう模試を受けた方もいるかもしれません。そこで今回は、模試の使い方について考察してみます。

ところで、この時期は季節の変わり目です。皆さん体調管理には十分に注意しましょう。体調不良を起こすと勉強の手が止まるので、大きなディスアドバンテージになります。

追補

本稿では、1年超の計画という言い方をしています。

この意味は、今年ではなく来年の合格を狙うということです。今年の合格を狙う方には1年超の計画に関しての記述は当てはまりません。1年計画の方を参照してください。

そもそも受けた方が良いのか?

受けた方が良い

8カ月~10カ月計画のように超強気の計画を組んだ方は別ですが、模試は必ず受けるべきです。「在宅受験」でも構いません。詳しくは後述します。

8カ月~10カ月計画の場合、模試を受ける時間がもったいない(というか、受けるという選択肢が全く無い。)と感じるはずです。詳しくは後述しますが、この心境は正しく、合格が近づいている証拠だと思います。

模試を受ける目的として「自信を付ける」ということがありますが、8カ月~10カ月計画を組んだ方は既に自信が有りすぎます。それ以上に自信を付ける必要性が薄いと思います。模試を受けることに依る時間損失によるディスアドバンテージの方が目立つことが予想されます。

この場合、考慮しておくべきなのは、記述の解答用紙についてです。8カ月~10カ月計画の方が模試を全く受けない場合、記述の解答用紙が初見になります。そうすると、解答用紙のサイズ、回答欄の構成、回答欄のサイズに慣れていないのが問題になるかもしれません。

8カ月~10カ月計画を組んだ方が、模試を受けべきか受けないべきかは非常に難しいところです。

なお、管理人は、凡人が8カ月~10カ月計画を組んだとしても、合格の可能性はあると考えています。詳しくは別稿にします。

必ず受けるべき極稀なケース

受験自体が初めてであるという場合は受けましょう。受験自体が初めてというのは、大学受験や他の資格試験を全く経験したことが無いという意味です。この場合、マークシートの使い方さえ分からないということが有り得ますので、受験自体に慣れておく必要があります。

模試の効果

大きく3つあります。

  • 自信を付ける。
  • 未出の論点を拾う(特に記述)。
  • 自分の勉強の方向性が間違っていないかを確認する。
  • 本番の試験の雰囲気を味わう。

重要な順になっています。順に見ていきます。

自信を付ける。

何よりも重要です。

結局のところ司法書士試験は相対評価の試験です。周りより良い点数を取った人が合格します。

模試を受けることで、「全国で何位なのか?」「合格圏内なのか?」という情報を通知してもらえます。模試で周りより良い点を取ることで、「自分のしてきたことは正しかった!」「このままいけば合格できる!」と自信が付くのです。

特に1年計画を組んだ方は、ここまで来ると勉強に想像以上の手ごたえを感じることでしょう。私も手ごたえを感じていたのを覚えています。

別稿にしますが、自信があると本番の試験で非常に強いアドバンテージになります。この試験は、精神面が重要になりますから。

未出の論点を拾う。

次点で重要です。

論点の的中

模試の未出の論点が本番の試験で的中することがあります。この場合、非常に大きなアドバンテージになります。

特に最近の記述式は、実務的過ぎる問題が突拍子もなく出題される傾向があります。独学の場合、顕著になりますが、市販のテキストのみでは対応できないことがあるのです。

管理人が受験した時も、まさに的中が起きました。手持ちのテキストに記載がない問題が模試で出題され、模試で大きく失点したのです。当然、この問題を入念に復習します。そうしたら、同じ論点の問題が本番の試験で出たんですよ!

仮に、模試を受けていなかったとしたら、本番の試験で同じ間違いを起こしたでしょう。合格発表後に発覚したことですが、この論点は、間違うと致命傷と言えるほど大きく失点してしまう論点でした。不合格になったかもしれません。

トレードオフを考慮する

未出の論点を拾うため何回も模試を受験したくなる方もいるかもしれませんが、必ずしもそれが正しいとは思えません。

的中はあくまで確率論であり、トレードオフの問題になります。詳しくは後述しますが、模試を受けている間は「テキストの読み込みと過去問を解く手が止まる」という問題があり、ディスアドバンテージになります。この両者を秤にかけて判断すべきです。

別稿にて詳しく書きますが、司法書士試験にはある程度運が絡むと言われる事情のひとつがこれです。

自分の勉強の方向性が間違っていないかを確認する。

これも重要なことです。

1年計画の場合

1年計画を組んでいる場合、この時期に「自分の勉強の方向性が間違っていないかを確認する」のは遅すぎるというのが管理人の意見です。この時期になると、軌道修正が大変困難になります。できれば勉強開始の年内に確認しておく方が望ましいと言えます。ですが、そうなってしまった場合でも諦めないでください。詳しくは後述します。

1年超の計画の場合

1年超とは、今年ではなく来年の合格を狙う場合です。

1年超の計画を組んでいる方は、良い点が取れるはずがないからと言って、受験を躊躇わない方が良いでしょう。

独学の場合は、「自分の勉強の方向性が間違っていないのか?」という不安が常に付いて回ります。模試を使うことでこの不安を打ち消すことが出来ます。

この時期なら、初学かつ、1年超の計画を組んでいる方は、民法と不動産登記法の学習が進んできたころでしょうか。

既に勉強した科目だけでも高得点を取れるようであれば、勉強の方向性が有る程度正しいことが証明されます。そうなれば、安心感もありますし、勉強に対するモチベーションも上がるでしょう。

ただし、科目によって正しい勉強方法は異なりますので、これから先もずっと同じ勉強方法に固執するのは危険です。

それから、民法と不動産登記法は非常に難しい科目です。高得点が取れないとしてもこの時期なら問題ありません。余り落胆しないように!

付言

「自分の勉強の方向性が間違っていないかを確認する」と言っても、あくまでも模試は模試です。別稿にしますが、この用途で使うのであれば、模試よりもずっと良い方法があります。

本番の試験の雰囲気を味わう。

これもよく言われることではありますが、管理人はこの用途で使うには、模試は使い物にならないと考えています。

理由は後述します。

たくさん受けない。

やや厳しい指摘となります。

「たくさん受けない。」は、特に1年計画を組んでいる方に当てはまります。

模試を受けている間はテキストの読み込みや過去問を解く手が止まります。

進捗が順調であれば、この時期は「1分でも長くテキストを読みたい。」「1問でも多く過去問を解きたい。」という心境になっているはずです。

だから、模試を解く時間がもったいないと感じるのです。管理人もそう感じていました。この心境になるのは正しく、まさに合格が近づいている証拠だと思います。

模試は、2回~5回にするのが望ましいでしょう。1年計画を組んでいる方は2回~3回でいいと思います。

1年計画を組んでいる方は「自信を付ける」ことが模試の主たる目的となります。この場合、5月か6月の超直前期に模試を受けると良いでしょう。加えて「自分の勉強の方向性が間違っていないかを確認する」ため、年内に模試を受けた方が良いと思います。(年内の模試を実施している予備校は少ないかもしれませんが、伊藤塾さんと辰巳さんが実施していたと記憶しています。LECさんとTACさんも、もしかしたら実施しているかもしれません。)

それから、予備校ごとに模試の出題傾向が異なると言われます。そのため、複数の予備校の模試を受けた方が良いという意見もあります。こういう意見も一応考慮した方が良いかもしれません。しかし、この意見には管理人はあまり賛成できません。

なぜ賛成できないのかは別稿にしたいと思いますが、これも時間の無駄という理由が大きいです。

「どこの予備校の模試を受けるのが良いか?」ということもよく話題になります。これについて、管理人は明確な意見を持っていますので、別稿に書きます。

未出の論点を拾いたい場合は、模試をたくさん受けたくなるでしょう。この場合は、「テキストの読み込みや過去問を解く手が止まる」こととのトレードオフとなります。初学ではなく昨年以前から挑戦している方は、多少余裕があると思いますので、未出の論点を拾いに行く方がよいかもしれません。

解説は読まない。

これも、やや厳しい指摘となります。

今年の合格を狙う場合は解説を読まないでください。時間の無駄です。その時間で、テキストを読みこみ、過去問を解きましょう。ただし、これには例外があります。以下、時間の無駄とする理由と、例外について述べます。

合格レベルにある方にとって、模試の問題は次の3つのいずれかになると思います。そして、合格レベルにある方は、問題が3つのうちどれなのかを瞬時に判断できるはずです。

  1. 解説を読むまでも無いほど簡単な問題
  2. 明らかに試験範囲外だと感じる奇異な問題
  3. 未出だが本番の試験に出そうだと直感する問題

合格レベルにある方なら、3. の問題を見たとき直感が走ります。

解説を読む必要が無いと述べたのは 1., 2. についてです。3. と判断した問題については、やはり解説を読むべきでしょう。

当然ですが、1年超の計画を組んだ方にとっては、1. でも訳が分からんということになるでしょうから、解説を読むべきです。(1年超とは、今年ではなく来年の合格を狙う場合です。)

答練は?

管理人は答練を一切受けていません。

そもそも、管理人は「答練を受けることが合格に有利に働くか?」ということに懐疑的です。

この理由は別稿にしたいと思いますが、管理人が答練の使い方に触れることは、あまり無いと思います。

在宅受験でよいか?

在宅受験でも良いのか、必ず試験会場へ行くべきなのかは意見が分かれるところだと思います。

管理人は在宅受験でも良い」と考えます。

「試験の雰囲気を味わう」と言いますが、結局のところ模試と本番では緊張感が違いすぎます。本番は「試験の雰囲気」というよりも「会場の空気」が異次元の別世界になります。

そうなると「試験の雰囲気を味わう」というアドバンテージは希薄になり、むしろ試験会場へ行く時間の無駄が目立つようになります。重ねてになりますが、その時間でテキストを読み込み、過去問を解く方が合格に近づけるのではないかというのが管理人の意見です。

ただし、試験会場が徒歩で行けるような近場の場合は、試験会場へ行った方がいいかもしれません。ほんの僅かになると思いますが「試験の雰囲気を味わう」ことができるかもしれません。

模試の成績が振るわない場合

諦めてはいけません。

「模試の成績が択一基準点突破に至らなくても合格できた。」というお話はよく聞きます。

試験まであと4カ月あります。4カ月で出来る勉強というのは想像以上に濃密なものです。

計画を1年引き延ばすなんてことはしない方が良いと思います。

予告

模試の使い方と関しまして「最新の過去問の使い方」「お試し受験はすべきか」を近日中に公開したいと思います。

それか次回は、雑談的な記事を書くかもしれません。

もし、質問が入った場合はそちらへの回答を優先させていただきます。


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